I-CAS(アイカス)とは、Intermediary for Citizen And Statesperson の略で、 直訳すると、「市民と政治家のための仲介者」という意味になります。 市民と政治との間に「I-CAS」が位置し、両者を媒介する役割を果たすことで、 市民と政治をつないでいこうという思いから名づけられました。
投票率の低迷が顕著な若者世代(高校生や大学生等)を主なターゲットに「政治家体験プログラム」(議員インターンシップ)の提供を主な事業に掲げ、「市民と政治をつなぐ」活動を展開しています。
I-CASは、以下の3つの考え方を基本に置き、市民と政治をつなぐ活動を行って参ります。
私たちの住んでいるまちは、自然の変化や利便性の向上によってその姿を変えていきます。これらの変化に携わっているのは「政治」だということを、私たちは見落としてしまいがちです。しかし、「政治」と聞くと無意識に目をそらしてしまう人も多いはずです。このように市民と政治の間には「見えざる壁」が存在しているのです。
I-CASは、市民と政治の間にある壁を乗り越えるための仲介者、つまりハシゴとして活動することが使命であると考えています。
I-CASを通じて、市民と政治の壁を乗り越えた人が増えたらどのような社会になるのか? その答えを明確には出せません。あくまでも「仲介者」としてのI-CAS。ハシゴを使って壁を乗り越えた後は、自分で考え、行動すべきだからです。政治を知り、それぞれの活動の力になる――ある人は政治家を志すかもしれませんし、ある人は選挙に関心を持ったり、まちのゴミ拾い活動に関心を持ったりするかも知れません。
I-CASは、一つ一つの動きは小さくとも、行動を起こす「市民」が増えていくことを望んでいます。そして、その理念が多くの人、多くの場所に広がり継承されていくことが目標です。
I-CASの目的は、「一人でも多くの市民と政治をつないでいくこと」です。したがって、可能な限り多くの人が参加できる活動を行っていくべきと考えています。例えば、インターンシッププログラムにおいては、団体側で一定の基準を設けて選考をしていません。選考を行い、一定の人間を採用し一部は排除する手法よりも、参加者の参加目的や求めているものを最大限引き出し、その思いに応えられるプログラムを設け、サポートしていくことが、I-CASの役目であると考えるからです。
「市民と政治をつなぐ」ために、I-CASはすべての求める人に、最善の機会を提供していきます。
役員
代表理事 齋藤 理人
上智大学4年
副代表理事 宇佐原 嘉晃
立命館アジア太平洋大学2年
理事 田村 広行
社会人・I-CAS創設
理事(会計担当)山路 智忠
社会人
運営メンバー
2025年度代表才賀 優
実践学園高等学校3年
I-CAS代表の才賀優です。
私が政治に関心を持ったのは、高校1年生の時でした。
「なんとなく難しそう」と感じていた政治について、詳しく知ってみたいと思ったことがきっかけです。実際に政治家体験に参加してみると、政治へのイメージは180度変わりました。人と対話し、地域の課題に真正面から向き合う姿を間近で見る中で、「政治は私たちの暮らしと深くつながっている」と強く実感しました。
「もっと多くの若者にこの経験を届けたい」と思ったのがきっかけで、この団体の活動に関わるようになりました。
I-CASでは高い志を持った仲間たちと出会い、年齢の近いメンバーと本音で語り合えるこの環境は、日々刺激にあふれていて、自分自身の成長にもつながっています。政治の知識を深めるだけでなく、活動に取り組む中で、チームワークや責任感を学ぶこともできます。私はこの団体が、社会に関心を持ち始める中高生と政治とをつなぐ架け橋でありたいと思っています。
政治に関する知識がなくても、まったく問題ありません。政治家体験を通じて社会を知り、政治に興味を持つきっかけになってほしいと願っています。
スタッフ局長/理事 進藤 虎太郎
中央大学1年
企画局長/理事 保坂 隆輔
上智大学大学院2年
渉外局長/理事 生田目 璃奈
文教大学1年
広報局長/理事 河野 恵
国際基督教大学1年
スタッフ副局長 高橋 杏笑
横浜女学院高等学校2年
企画副局長 松田 桃子
聖心女子学院高等科3年
渉外副局長 手塚 美優
明治大学1年
広報副局長 平野 実咲
中央大学2年
沿革
メディア情報
2016年5月30日 読売新聞
2016年5月11日 読売新聞
2016年4月4日 東京新聞
2016年1月9日 日本経済新聞